「熊野古道を歩きたい!小辺路を歩きたい!」と決めたのは6か月前。
しかし、そう決めた友人と私は二人とも、登山の経験はほぼなし。
これはガイドさんが必要でしょう。ということで、友人に紹介してもらって、ガイドの和田さんと連絡を取りました。
会えばわかりますが、和田さんは、とても自然な方であります。
力みすぎず、でも弱すぎず、本当に丁度よい、と思わせる方です。
旅は、高野山から始まりました。夕刻17時に高野山の宿坊で和田さんとは待ち合わせ。
初めましてと挨拶したのち、夕食を取り改めて自己紹介を。
電話での前述の印象は会っても変わらず。
これから5日間、この三人での旅が始まるのだとワクワクしていました。
「雨が降る日は、弘法大師様は高野山にいらっしゃいますよ」と住職様にニコッと言われ、「そうか我々を御自ら送り出してくださるのか」などと、前向きにとらえながら、雨の中熊野本宮大社に向けての1歩を踏み出しました。
1000m級の山頂を超えてまた600mまで下りる。
次の日は、そこから1200mまで登り、また下る。
これを4日間繰り返すのが小辺路の旅であります。
先頭で我々が歩くペーシングをしてくださり、あと何時間でゴールだ。と励ましてくださいました。
足元とかつてこの路を歩いていた、であろう古の人々に思いを馳せることができ、非常に満足度の高い旅となりました。
心おれなかったのも和田さんのおかげです。
次回、続編として、本宮大社からまた数日掛けて那智の滝までまた歩く予定です。その時にはまた和田さんに一緒に歩いてもらいたいと考えています。
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